Ciao!!

スカーフ大好き、ナホです☆

1枚のお洋服を長く着ること

ファストファッションが拡大して、お洋服を『使い捨て』する人が増えたことで衣料品ゴミの増加の問題やクリーニング店の利用が減っているという話をよく聞きます。

わたしは、ZARAなどのファストファッションでたまにお買い物をしますが、1回着て終わりというようなことは全くなくて、数年間着るんですけどね。ま、着れますし。選ぶものとか日常のお手入れ方法によるとは思いますが。購入するものはシンプルなデザインのものが多いですね。

もともとお洋服は『長く着る』ということを前提に買うことの方が多いです。アパレルで働いていた時は、新入荷の商品を片っ端に買うということもありましたが、今はアパレル業界で働いている訳ではないので、以前にも増して1枚の洋服を購入するときに『素材』と『デザイン』をより気にして、長く着ることを考えるようになりました。(最近は『Keisukeokunoya』が多いなぁ)

この、『1枚のお洋服を長く着る』という『スローファッション』の動きが出てきているんですよね。わたしにとっては、今さらですか?という感じではあるんですが…。笑 まー、ファストファッションがこれだけ拡大したから、その反動ではあるんでしょうね。

EILEEN FISHER(アイリーン・フィッシャー)の新業態

確か昨年の秋頃の日経MJの記事で、アメリカのアイリーン・フィッシャーが、2018年8月にスローファッションの新業態をブルックリンにオープンしたとありました。

アイリーン・フィッシャーの製品は、環境に配慮した高品質素材を使ったシンプルなデザインが特徴で、価格も決して安くはないもののリーマン・ショック以降にアメリカでアパレル消費が後退した時期にも業績を伸ばしたきたそう。

アイリーン・フィッシャーのインスタを見てても、シンプルでステキなお洋服やシューズなどが多いです。

新業態の『Making space(メーキングスペース)』では、通常のコレクションに加えて、自社製品の古着を回収して再生した『リニューコレクション』も販売しているとのこと。この『リニューコレクション』は、洗濯・補修した中古品と、中古品を解体して生地に戻し新製品に作り替える再縫製製品とに分かれ、中古品は新品の約1/3の価格、再縫製製品は、その時手に入る素材をパッチワークで組み合わせた1点もので、価格は冬物ジャケットだと700ドル前後とのこと。

この『再縫製製品』の1点ものには非常に興味がありますね。オンラインストアでは中古品の販売は行っていましたが、さすがに1点ものは掲載していないみたいですね…。どんな感じなのか気になるなぁ。

2009年から自社製品の古着回収と再生プログラムを実施したきたアイリーン・フィッシャー。古着1着をギフト券5ドルと交換し、累計で80万点を回収したそう。回収品の5~6割は中古品として販売し、残りは再縫製製品かフェルトとして再生するみたいです。

わたしが今まで『1枚の洋服を長く着る』と言っていたのはあくまで自分1人での話。でも、このアイリーン・フィッシャーの仕組みは、1枚のお洋服を洗濯・補修、もしくは作り直すことでお洋服の価値を維持し、人から人へと渡し、長く着てもらうというもの。わたしが思っていた『スローファッション』よりもさらに進化していました。

アイリーン・フィッシャーは、お洋服のライフサイクルに責任を持つことによって、欠陥のあるアパレル業界の穴を繕い、持続可能性のための新しい基準を設定している、というようなことがサイト書かれていました。すばらしいなーーー。

<EILEEN FISHER Where others see waste, we see possibility.>

このブルックリンにあるお店、いつか訪問してみたいですね…!いつか必ず。

では、では。

Grazie♡