Ciao!!

スカーフ大好き、スカーフスタイリスト®のナホです☆

とにかくカッコイイのです

SAPE(サップ)というのは、フランス語のSociété des ambianceurs et des personnes élégantes(日本語訳は「おしゃれで優雅な紳士協会」などいくつかあるみたいです)の頭文字をとったもので、コンゴ共和国およびコンゴ民主共和国においてみられるファッションの一種なんです。

高級ブランドのスーツを身を包み、ハットやパイプ、葉巻などを持ちながら街を練り歩くのです。

なんて楽しそうなの!!

 

コンゴって、まだ内戦も続いているようですし、とても貧しい国だと思うのですが、サプールの彼らは月収の何倍もするお洋服に身を包み、「平和」と「ファッション」に命を懸けているんです。

『ファッションとは自分らしさを表現する最大の武器』

 

これはとてもいい言葉だなぁ。

会場の中で、サプールの方のインタビュー映像が流れていたのですが、その内容がとても印象的でした。

サプールの彼らが一番嘆かわしく思っているのが戦争。

戦争に平和はない。

なぜなら、平和がないと、サップなないですし、サップなしでは発展もない。そして周りの環境も良くならない。

戦争はなにひとついいことはないし、誰も得する人がいないのです。

だから、国家は平和を守ることを最優先にしなければならない。

平和を守るにはサップが必要なのです。

そして、『もし洋服か武器かという選択肢があったとしたら、皆洋服を選ぶのではないかと思います』とのこと。

最後に、私たちの後を継ぐ若者サプールたちに伝えておきたいこととして、『私たちをモデルとして、平和とサップを守って生きていってください』と。

 

もう、「すごい…」としか言葉が出ません。

ここまでファッションというものに、命を懸けている人たちがいるということに、震えました。

サプールの彼らは、心からファッションを楽しんでいるなぁって思いました。

『サップは俺の喜びの全て。精神的にもね。』

 

毎月、シャツ1枚、ネクタイ1本、ベルト1本と少しずつ揃えていく。

 

カッコよく着こなしている写真も好きなのですが、持っているお洋服やネクタイを並べている写真が個人的にはグッときました。

こんなにたくさんのお洋服を、少しずつ集めていったんだろうなぁと思うと、感慨深いものがあります。

あとは、サプールの彼らのストールやスカーフ使いもとても参考になります!

そうそう。女性サプールもいるんですよ。

しかも、女性サプールも男性と同じ着こなしをするんです。だから、男性に勝るとも劣ることもないんです。すべて平等。

とにかくカッコイイね!!

そして、最後のところに、サプールと一緒に写真が撮れるという撮影スペースがありましたよ!

もちろん自撮りしました。笑

自撮りだとちょっと撮るの難しかったよーーー!!

 

興味がある方は行ってみてくださいねー♬

10月30日まで、大丸札幌店7階のイベントスペースで行っています☆

今日はこのへんでー。

Grazie♡