ニクズクという植物からナツメグとメースがとれるということを知ったのは数年前のこと。それまでナツメグは知っていたけれど、メースについては知らなかったですからね…。

NAHO CURRYのナホです。

わたしがメースを手に入れたのは今から約3年半くらい前だったみたい。ブログに書いてました。その時はパウダー状のメースを初めて見かけてウキウキで購入してましたね。笑 ちなみに、ナツメグはニクズクの種の中の核の部分で、メースは種の周りのレース状の仮種皮と呼ばれる部分のこと。

そして、その数年後にはホールのメースを購入して、パウダーで使うときはミルで挽いて使うようになりました。やはり挽き立ては香りが違いますよね。

メースはインドネシア産のものはオレンジがかった赤色で、グレナダ産のものはオレンジがかった黄色とのこと。わたしの手元にあるのはインドネシア産のものでした。

メースはムガール料理によく使われるみたいですね、北インド料理については、わたしは全然詳しくないんですけど、ムガール帝国の宮廷料理でカシューナッツや生クリームがふんだんに使われているそう。(わたしは生クリームが苦手なので自分ではほとんど作りません…)

ムガール料理の中に、『ムグライ・ムルグ・ビリヤニ』というムガール式のチキンビリヤニがあるみたいなのですが、ムガール料理によく使われているということはこのチキンビリヤニにもメースが使われているのかな?と思ったり。

そういえば、ジャドプールのチキンビリヤニにはホールのメースが入ってましたね。そしてマトンビリヤニにはナツメグのホールが入ってた。

チキンビリヤニ。メースが見えるように撮ればよかった…

ホールのナツメグは食べられないけれど、ホールのメースはライスと一緒に食べると清涼感があって美味しいなぁと思うんですよ。ホールのスパイスってその時の気分によって食べたり食べなかったりするけれど(特にクローブとカルダモン。笑)メースは割といつでも食べたいと思うかも。

マトンやラムを使った料理にもよく使われて、卵やチーズとも相性が良いみたい。お菓子にもよく使われますよね。

そんなメースは薬としても使われつつも、大量に服用すると眠気をもよおしたり、幻覚が見たりするようなので注意が必要ですよ。なんでもそうですけどね。

شکریہ

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セレクトショップで13年間勤務後、スカーフストールスタイリスト®として、スカーフを広める活動を行っています。その他、NAHO CURRYでのカレー店出店、サウナ活動、ショップのコーディネート、ビジネススクールの非常勤講師なども行っています。