野菜のカレーが好きなんですが、『ベジタブルコルマ』は作ったことがなくて。というのも、ベジタブルコルマって北インドのクリーミーなカレーというイメージがあって(実際にレシピを見ると生クリームが使われていたりする)、生クリームがちょっと苦手なわたしは作ることないかもなーなんて思ってました。

こってりしたカレーが苦手なナホです。

そう、北インドといえばみんな大好きバターチキン。こってりしすぎていてわたしは苦手なんです…。3口も食べたら満足。なので北インドのカレーを自分で作ることはほぼありません。作るとしたらチャナマサラくらいかな。あれは好き。

先日届いた南インドのベジタリアン料理の本を見ていたら、『ベジタブルコルマ』のレシピが載っていました。南インドにもあるんだーって思いながら材料などをひとつひとつ確認していきました。本についてはこちらのブログを。

知らない料理を知る楽しさ

Dakshin: Vegetarian Cuisine from South India

新品価格
¥2,504から
(2020/6/18 23:46時点)

北インドとの違いの部分といえば、生クリームや牛乳を入れる代わりにココナッツシュレッドが入っていたり、トマトも使うし、ペーストの中にはコリアンダーリーフも入っているというところかな。あと、青唐辛子の量がハンパない。笑 レシピには青唐辛子6〜8本と書いてあって、嘘でしょ??って思った…。少しビビって5本で作ってみることにしたよね。

全部ではないけれど、だいたいの材料はこんな感じ。グリーンピースは生のものを購入してきて、茹でたものを冷凍保存しておきました。青唐辛子とトマトも常に冷凍保存してます(トマトはまだ完全に凍ってます)。そして、サヤインゲンとサヤエンドウを間違えて購入してきたことに後から気づく。どうしてかというとサヤインゲンがあまり好きじゃないから無意識にサヤエンドウを買ってしまったんだろうなぁ……(遠い目)。

出来上がりのイメージだけはできているのだ。

まずはペーストを作るのだけれど、フードプロセッサーを持っていないわたしは、ミルサーで数回に分けてペーストの材料を粉砕し、ボウルに入れて混ぜました。フープロ欲しいな…。

青唐辛子とコリアンダーリーフとターメリックが入ることでこんな鮮やかな色に。他には玉ねぎ、ココナッツシュレッド、しょうが。

そして、マサラパウダーには、アニスシードにポピーシードと、普段はあまり使うことにないスパイスたちがレシピに書かれてました。一般的なレシピだったらクミンを使うんだろうなぁ。甘い香りがするアニスシードはお菓子作りに使われることが多く、わたしはカレーに使うのは初めてでした。お菓子作りしないのに、アニスシードを持っているというのも我ながらすごい(多分買ってから使い道を考えようと思ってた)。ローストしてから粉砕するというのは、スリランカ風だし、ポピーシードはベンガル料理のイメージだなぁ。

挽いたらこんな感じに。

鍋に、インゲン(今回使ったのはエンドウだけれど)、ニンジン、ジャガイモを入れてちょうど野菜を覆うくらいの水を追加。

グリーンピースとトマト。

ペーストを入れて。

ベイリーフをギーでテンパリングして。

鍋にジュっとしたら完成。

うつわに盛り付けてみました。

一口食べると『辛ーーー!!』ってなりましたが(青唐辛子5本入ってますからね)、食べ進めていくうちに、この辛さがクセになるかも…と思い始めてきました。ライスやパンなどと食べればまだ良かったのかも。

ちなみに、辛くないベジタブルコルマはナイル善己さんのこちらのレシピのような感じだと思います。

牛乳で白くクリーミーに仕上げた野菜のカレー。マイルドな味わいです

『コルマ』というのは牛乳や生クリームで煮る白いカレーのことをいうみたい。南インドには緑のコルマが存在するということなんでしょうね。ほぼレシピに忠実に作ったので、写真のイメージとほぼ同じく出来上がりました。現地で食べてみたいなーこれは。同じ名前のカレーでも北と南では全然違うものになっているというのもおもしろいなぁ。

英語のレシピ本は理解するまでに時間がかかるけど、珍しいレシピを知ることができるのはやっぱりいいなぁ…!これからも地道に一つずつ作っていこうと思います。

Grazie♡

The following two tabs change content below.
セレクトショップで13年間勤務後、スカーフストールスタイリスト®として、スカーフを広める活動を行っています。その他、NAHO CURRYでのカレー店出店、サウナ活動、ショップのコーディネート、ビジネススクールの非常勤講師なども行っています。