もう10年以上前に購入した『フランスの伝統色』という本。
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久々に本棚から取り出してみてパラパラとめくってみたらなかなかおもしろくて。
色に興味があるナホです。
以前、カラーの勉強をしようと思って途中でやめてしまったのだけれど(熱しやすくて冷めやすい。笑)、本はいろいろ買っててそのうちの1冊だったよう。ヴィジュアルで見せるタイプのものなので、イメージが伝わりやすくていいなぁって思って。
この本を本棚から取り出そうと思ったのは、CHANELのネイルを塗ったから。
数ヶ月前に購入していた『MIRAGE』というカラー。箱からも出してなくて温めてた。笑 ドライになったスモークツリーと同じ色だなぁと思って急に塗りたくなったんですよね。そう、いつも急に思い立つんですよ。だからフットネイルはセルフネイル派です。手に関しては常に見えるものだからジェルネイルにしてるけどね。
このネイルを塗ったら、これってなんという色なんだろう?とふと疑問に思って、あ、そういえば昔フランスの伝統色という本を買ったような気がする…と思い出し取り出してみたんです。
ヴィオレのページを開く。
ヴィオレ(紫)への関心は比較的薄く、中世には悲しみの色、喪服の色として遇されていたそう。15世紀になって紋章の色として使われるようになったみたい。
この色を見ると思い出すのは、中学生の時に使っていたルーズリーフを留めるバインダー。こんな感じの紫のバインダーがとてもお気に入りだったんだよなぁ。中学生の時の記憶ってほとんど忘れてるけど(笑)、このバインダーのことはすごくよく覚えてる。
さて、先ほどのCHANELのネイルの色はどの色に近いかなぁとパラパラとページをめくってみる。
モーヴ(モーヴ色・葵)かなぁ。それとも…
フレーズ(いちごの実の赤)かなぁ。でもモーヴの方が近い感じですね。モーヴは19世紀後半のヨーロッパで大流行した色みたい。こうやってじっくり読んでいくと楽しい。
ちなみにこのヴィオレのページで他に気になった色はこちら。
まずは『ローズ・ドゥ・フォッション』というフォッション・ピンク。フォッションは1886年に設立された高級食料品メーカーのこと。わたしの中ではスパイスのイメージが強い。笑 多分他の人は違うと思うけど。
ピンクという色自体は、元々あまり好きじゃないんだけれど、このパキッとしたピンクは好きなんですよね。小物などで取り入れたい色。スカーフもこのフォッション・ピンクのものは巻きたい!って思う。
もうひとつは『ローズ・サンローラン』というイヴ・サン=ローランのピンク。1981年のイブニング・ジャケットに使ったピンク色が後にこのように呼ばれるようになったそう。自分で着る洋服の色としては絶対に選ばない色だけど、こういう色のお洋服をステキに着こなしている方はステキだなぁって思う。
こうして見てみると、色の名前って植物や人名からきているものが多く、植物の勉強にもなりますね。お花は好きなんだけど、名前を知らないものも多くて。また気になった色に出合ったらこの本を開いてみよう。
Grazie♡
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