久保さんのお店『do you like』については以前にもブログに書きました。
オープンしてからしばらくはテイクアウトのみで営業していたのですが、今は店内での飲食もできるようになったので、わたしも2度ほどお邪魔してきました。やっぱり店内で食べるのっていいよねー!!
スパイス大好きナホです。
7/1の道新の夕刊で久保さんのお店が紹介されてました。
すごーーーい!!新聞って意外と見てる人多いですよね(失礼……笑)お問い合わせが増えるんだろうなぁ。
先月訪問した時はスリランカプレートの週でした。
ライスは赤米に変更しました。赤米好きなんですよね。家でもたまに食べてます。この日はホタテのボラタがとにかく旨味がすごくて、貝ってすごいなぁと思った日でもあります。
そして昨日は南インドプレートの日でした。
食べてて落ち着くのはやっぱりサンバルなんですよね。サンバル大好き。この日は大根となすのサンバルでした。わたしは大根だけとかなすだけでサンバルを作ることが多いので、2種類入れるのもいいなぁと思いつつ。カリフラワーやごぼう、キャベツ、ズッキーニなど、久保さんの作る料理は野菜が多く使われていて、その点も好きなことのひとつなんです。
新聞記事の中にもありましたが、現地で習った「おふくろの味」がベースになっているとのことで、いわゆる家庭料理なんですよね。南インドやスリランカの家庭料理ってなかなか食べることができないじゃないですか。多くのレストランでは日本人向けに味をアレンジしていたり、華やかな感じにしていたりすることもあるのと思うので久保さんのような素朴な感じの料理が食べられるお店ができたというのがホント嬉しいんですよね…!
アジアハンターの小林真樹さんが著書『日本の中のインド亜大陸食紀行』の中で書かれていた外食料理と家庭料理との差についての文章を読んだときに、家庭料理というものにとても興味を持ったんですよね。
インドでは料理の地方差も大きいが、外食料理と家庭料理との差もかなり大きい。不特定多数の需要を満たさなければならない外食料理はある種の定型化した、最大公約数的な料理であり刺激の強い香辛料も多用しがちである。また、ビジネスである以上当然コスト計算され利益が生じなければならない。利幅は大きいほどいい訳で、極端な話安い経費で高く売れればそれに越したことはない。一方、家庭料理はそうした制約から自由であり、純粋に食べる人を想定して作られた料理である。浄不浄の観念が強く、食に保守的なインドでは赤の他人の作った外食に対する不信感が今でも根強く、外食そのものをしたがらない人も少なくない。こうした人たちは旅先に行っても自らの家で作った料理を可能な限り持参しようとする。こうした場面にたまたま出くわし、おすそ分けしていただいた時のそれらの家庭料理の優しい美味しさは忘れられない。(p.105-106)
家庭料理の優しい美味しさ…そうそう、久保さんの料理を食べるとそれをとても感じるんですよね。毎日食べても飽きない。毎日食べられるのであれば食べたいくらいだよ…。
久保さんのお店では、色んな方との出会いがあるのもまた楽しいんです。一人でふらっと立ち寄りたい、そんなお店です。プレートは数に限りがあるので予約をしていくか、当日であれば電話をして確認してから訪問するのがベストです!
気になっている方はぜひぜひ…!
TEL 011-500-2007
Grazie♡